当院では、クライフ社のマイクロRNA検査「マイシグナル」がお受けになれます。がん細胞から分泌される「エクソソーム」という小胞に含まれている遺伝子関連物質(核酸)で21~25塩基長というとても小さな断片である「マイクロRNA」を測定することによって、男性で8種類のがん、女性で9種類のがん を早期で発見できる、世界の先端をゆく検査です。詳しい説明は下記をご覧下さい。
仕組み
「マイクロRNA」はとても小さな遺伝子のかけらのことで、人間の体内には2,000種以上が存在しています。「マイクロRNA」は様々な遺伝子の発現を調節するほか、細胞から分泌される「エクソソーム」という小胞によって遠くまで運搬されて、細胞と細胞の間での情報を伝達するという役割も担っていることが分かってきました。がんになると遺伝子調節が異常状態に陥るため、がん細胞から分泌されるエクソソームに含まれるマイクロRNAもがんに特有の異常なものになります。このため、各種のがんに関連のある尿中のマイクロRNAを測定することでがんのリスクを評価することが可能となります。

クライフ社は、全国約30の大学病院やがん研究センターとの共同研究によって構築された1万件以上の大規模な尿検体のマイクロRNAデータベースを用い、最先端の人工知能を駆使して、がん患者様と健常な方のマイクロRNAの発現パターンを比較する高度な統計解析を行うことによりがんリスクを判定しています。
クライフ社は、エクソソームを効率的に捕捉できる「セルロースナノファイバー」や、1mL程度のわずかな尿から1300種類ものマイクロRNAの検出ができる「ナノワイヤーデバイス」など、数々の特許技術を開発し、効率的かつ高精度のエクソソーム由来マイクロRNAの抽出を可能にしました。最先端の次世代シーケンサー(遺伝子配列解析機)を駆使して数億個の遺伝子を一度に解析することによって、肺がん、食道がん、胃がん、大腸がん、膵臓がん、腎臓がん※、膀胱がん※、前立腺がん※(男性のみ)、乳がん(女性のみ)、卵巣がん(女性のみ)を早期のステージⅠの段階で検出することができます。
[※は、2025年4月から検査可能ながん種として新しく追加されました]


〈「マイシグナル」の動画によるご紹介〉

検査方法
検査は採尿のみで、早期の「ステージⅠ」のレベルで、肺がん、食道がん、胃がん、大腸がん、膵臓がん、腎臓がん※、膀胱がん※、前立腺がん※(男性のみ)、乳がん(女性のみ)、卵巣がん(女性のみ)の罹患の可能性を調べることができます。
[※は、2025年4月から検査可能ながん種として新しく追加されました]

エクソソームのトピック
(実験医学2016年6月号の表紙より)
エクソソームはがんや老化の研究において大変ホットな領域となっています。
これまで、細胞から分泌されて外界に排出されるエクソソームについては不明な点も多くあまり顧みられなかったのですが、このエクソソームの中に小さな遺伝子のかけらであるマイクロRNAが含まれており、血液などによって運ばれて流れ着いたエクソソームが他の細胞に取り込まれることによって、遠く離れた細胞と情報のやりとりを行ったりその細胞の遺伝子の発現を調節したりできることが分かってきました。また特にがん細胞は自身の増殖や転移に有利となる情報を含むマイクロRNAを分泌していることが分かってきたため、近年その解析が精力的に進められています。
詳しくは、東京医科大学医学総合研究所分子腫瘍研究部門のホームページをご参照下さい。さらにご興味がおありの方は、Thermo Fischer社のミニドキュメンタリーシリーズ「Exosomes—The Next Small Thing : Episode1」や「 Exosomes—The Next Small Thing : Episode3」などもご覧ください(英語版)。
「マイシグナル」は当院がご提供できる高精度の早期がん検査であり、国内のみならず海外からも検査をお受け頂いております。料金などの詳細については治療料金のご案内のページもご覧下さい。